「2次会」は死語・・?
今朝の日経一面を読むと、GW大型連休前の新宿の光景が浮かび上がった。
東京の繁華街に客足が戻っていないそうだ。コロナ前の2019年の「夜の明るさ」を比較したところ、パリやロンドンでは「プラス」なのに対し、NYはマイナス3.2%。東京は、マイナス11.6%だった。
記事中、こんな記述があった。
新宿駅近くのパブを週末の午後8時過ぎに訪れるとほぼ満員。午後10時の閉店後は駅へ向かう人が目立った。都内在住の20代の女性は「遅くまで出歩くのは疲れる。はしごするつもりはない」と話す。
なるほど、と合点がいったのである。
私は、4月28日に新宿で友人らと飲んでいた。19時集合し、サウナを挟み、最後はゴールデン街へ。解散したのは午前2時ごろだった。
この間、目についたのは外国人の多さだ。ほとんど日本人を見かけることはなく、「まるで東南アジアの魔窟に来たようだ」と友人らと声を掛け合った。
今朝の記事を読むと、どうやらこれまでの日本人は「儀礼的な飲み会」が多く、コロナを経た価値観の変化が背景にありそうだ。2次会という言葉の検索数も減少しているそうだ。
一方、海外では、ナイトタイムエコノミー(夜間経済)が一定程度、定着しているという。
先日の日経には「飲み会より家飲み」という世相の変化を分析する記事もあった。
「今日は会社の飲み会に誘われたけど断った」。4月中旬の金曜夜、東京都内のスーパーで缶チューハイを購入した男性(25)はこう話す。コロナ下の制限はなくなったが、仕事終わりの一杯は「家で飲むほうが安いし気楽」。飲み過ぎないようにアルコール度数が低めの商品を選ぶようにしているという。
時代の変化は、夜の文化にも表れている。一方、海外との差異から、日本の姿も見えてくる。
そんな思いに耽りながら、昼ビールを飲むのも悪くない。